基本的な設計が新しいフルレンジの音を聴かせてもらうために
この後、ひでさん宅にお邪魔させていただきました。
Dayton Audio(デイトン オーディオ) PS180-8 という18cm フルレンジ「8Ω」ユニットです。
エンクロージャーは自作されたそうで、見た目はあれですがアルテックのスタンド用に使っていた
かなり厚みのある板を加工してBOXを組んでいますので、一般的な市販のブックシェルフスピーカーよりは
かなりしっかりした強度のあるエンクローシャーです。
早々、おすすめの曲を聴かせていただきます。
ボーカルなしのジャズです。
うむむ...これが基本的な設計が新しいユニットのサウンドなのか...
シンバルを叩く音や擦る音などカンカン、シャンシャン、シュワンシュワンと
ひでさんが言う金属音の主張が半端ないまさしくカッキーンなサウンドです。
確かに、金属音の再現は我が家のロクハンサウンドは完全に負けていますね。
わたくし完敗です...
続いて、女性ボーカルの曲をリクエストして聴かせていただきました。
うむむ...これが基本的な設計が新しいユニットのサウンドなのか...
人の声のサ行の音、『サシスセソ』の音が『シャ、シィ、シュ、シェ、ショ』に聴こえます。(爆)
サ行のキツさの主張が半端ないサウンドです。w
人の声の再現は我が家のロクハンサウンドは負けてないかも?
低音も18cm一発とか思えないほどかなり厚みのある重厚な音が出ていますし
それでハイ上がりに聴こえるのは8K~10KHz付近にかなりのピークがありそうです。
DAコンバーターに安い中華DACを使っているとのことで、ひでさんにお願いして
そこそこ良質な部品を使っているDACと中華DAC交換してもらって
同じ曲を聴かせていただきました。
すると、金属音の主張が半端ないカッキーンサウンドが普通の音のバランスで再現され
人の声のサ行の音、『サシスセソ』もキツさが取れて、特別な主張はないけれども
普通に良い音になりました。
中華DACの情報量の少ないドンシャリサウンドが原因だったようです。
ここで、Dayton Audio(デイトン オーディオ) PS180-8 ユニットの値段を考えると
もの凄いコストパフォーマンスの高いユニットである事を確認することが出来ました。
良質なDACに交換することで、大きな不満のない良い音になりましたが
個性も消えてしまいました。
安物中華DACのドンシャリサンドがひでさんのシステムと組み合わさることで
強烈な金属音を聴かせるひでさんの音に仕上がっています。
この音は万人受けはしないかもしれませんが、自分が好きな音色を
特化させて仕上げた音作りは私にも共通する部分がありますので
ひでさんにとても良い刺激をいただくことができました。
今後、もう少し全体的な音の完成度を上げる予定とのことですので
ますます磨きがかかったひでサウンドに仕上げてくれることでしょう。
ひでさん どうもありがとうございました。
城南海 - 月のしずく