松山三越 松本零士展
松本零士さんといえば、宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999などの原作者であります。
松山三越の画廊スペースにて、版画の販売をメインでありますが、銀河鉄道999の
コミック本の原画や、映画の台本、映画に使われたセル画、コミック初版本など
松本零士作品の貴重な資料がいろいろ展示されています。
銀河鉄道999の原画は初めてみましたが、コミックでは縮小印刷されていますので
気が付きませんでしたがが、メカも細部はもの凄く細かいところまで書き込みされていて
その緻密さに吃驚しました。
会場内の撮影NGみたいなので、会場の外からちょっとだけ携帯で撮影。
PM2:00からは、松本零士さん本人も会場入りされ、トークショーが開催されました。
私は、少し早い時間に会場入りしていたので、松本零士さんから2Mの距離の
最前列の席でトークショーを観覧させていただいたきました。w
ちなみにトークショーは、画廊スペースの用意された座席は満員で多くの立ち見の人が
出るほど盛り上がっていましたよ。
松本零士さんは、小学1年生の時に、第二次世界大戦中で母親の実家がある
愛媛県喜多郡新谷村(現在の大洲市新谷町)に疎開していたそうです。
お父さんの実家も母の実家の近くにあり愛媛の人だそうで、私は先祖代々の愛媛人で
顔も愛媛人っぽい顔をしているでしょ?と会場の笑いを誘っていました。w
3~4歳頃にも、母の実家の大洲で住んでいた時期があるそうですよ。
松本アニメに関する面白話もたくさん聞けました。
宇宙戦艦ヤマトの主人公でもある古代進の名前の由来は、松本零士さんの実の弟
松本すすむさんの名前だとか。w
ちなみに、この進さんは、H2ロケットのエンジン設計などをされているとかで
松本零士さんが作品を作る際には、必ず弟さんにエンジニアとしての専門家の目線で
監修、修正してもらって、専門家から見てもおかしな理論にならないように気を使われている
そうです。
本人の撮影NGとのことで、ステージだけ。
銀河鉄道999のメーテルのモデルについてもお話されました。
大洲に疎開中に、松本さんの先祖が持っていた100年以上前に撮影された
「楠本高子くすもと たかこ(シーボルトの孫娘)」の写真を見て、その顔が好きになり
無意識に作品に出てくるメーテルなどの女性のモデルになっているそうです。
ちなみに、八千草薫さんの顔を若干修正を加えて模写した写真をお守りにして
財布に入れていたそうで、この修正して模写した八千草薫さんがたかこさんに
そっくりで、八千草薫さんもメーテルのモデルになっているとか。
他にも、終戦の知らせを聞いたのは大洲の川(多分、肱川)で泳いでいた時で、
急いで家に帰ろうと岸に上がると、川べりに置いていた服の上に黒牛が座り込んで
服が取れなくなって大変苦労した話など、愛媛ローカルネタもいろいろお話を
聴く事が出来ました。w
今後は、キャプテンハーロックの3D作品の製作や銀河鉄道999の実写版の
製作なども考えているそうです。
実写版銀河鉄道999のメーテル役を演じるのは、女優の小雪さんにお願いしたいそうです。w
版画を買えば直筆サインがもらえると言う事で、版画欲しかったですが
安いものでも8万円位から一番高いものは60万円もするもありましたので
私にはとても手が出せませんでした。
ちなみに、版画ではなくメーテルの直筆絵画も2名様限定で受付されていましたよ。
依頼料180万円程かかるようですが、銀河鉄道999のファンの皆さん、
記念にお一ついかがですか?w