安芸国のオーディオ桃源郷!! タカタ邸訪問
安芸国にオーディオ桃源郷がありました。w
しかも、たったの5年で作り上げた桃源郷が...
タカタ邸にお邪魔させていただきます。
鉄筋コンクリートの2階に、広さが30畳程ありそうなオーディオルームがありました。
天井も高く、かなり広い空間に所狭しと大量のオーディオ機器が並んでいます。
うむむ!!こりゃ凄い...
並んでいるオーディオ機器も構成も、マニアック度数120%といった感じで
自称オーディオ暦5年というタカタさんの言葉がとても信じられない光景です。(汗)
壁上部には、白い物体が大量に置かれています。
何かと思ってよく見ると...トイレットペーパー。w
フラッターエコー対策に設置したそうですが、お洒落な部屋なので
インテリアにすら見えてしまいます。ww
暗黒魔界の王 ダーブラの力でも借りなければ、経験5年でこんなシステムが
構築出来るはずなどないのですが...
目の前に広がる光景は、オーディオ暦40年の大ベテラン オーディオ一筋に
生きてきたコテコテのマニアの部屋みたいな感じですね。w
タカタさんにお話を伺うと、『自分はぜんぜんオーディオに詳しくはないんです』 とのこと。
ただ、超マニアックなオーディオマニアの友人達が、アイデアや技術を出し合って
皆の力で構築していったオーディオシステムのようです。
技術やノウハウを出し惜しみすることなく、タカタさんの理想を現実化させるために
協力してくれる人達がいたからこそ、ここまでのシステムが出来上がったのでしょう!!
スピーカーの組み合わせも、わかる人にはわかる超マニアックな組み合わせです。
グレートハイルドライバーを中心にシステムが構築されていますが、この
グレートハイルドライバー 周波数帯域:fo650Hz〜22KHz ●能率:98dB/W/1m と
非常に優秀なユニットなのですが、特殊な方式を採用していて、立ち上がりの スピードが
もの凄く速く、普通のコーンウーハーと組み合わせると、全く音の速さが合わないのです。
そんなグレートハイルドライバーに組み合わせたのが、フィールド(励磁)型スピーカー
普通のマグネットを使ったユニットとは違って、電気によって電磁石を起こして
スピーカーを鳴らすフィールド(励磁)型スピーカーは、音の立ち上がりスピードが
もの凄く速いのです。
タカタさんが使用しているユニットは、ザクセンベルクの20cm
これは70年前のユニットです。w
70年前のスピーカーなんて古めかしい音がするのでは?
なんて思っている人は大間違いです。ww
この組み合わせに負けない低音に選んだのが、アルテック515B
自作システムを構築した人にありがちな、高域が疎かになることもありません。
メインスピーカーの構成です。
エンクロージャーは、吉井さんの協力で製作した自作。
低域(~350Hz):アルテック515B
エンクロージャーは、5年乾燥させた桜の無垢材を使用。
中低域(350Hz~1kHz):ザクセンベルク フィールド(励磁)型スピーカー
20㎝コーンを平面バッフルに搭載
中高域(1kHz~20kHz) グレートハイルドライバー
超高域(15kHz~120kHz) パイオニアPT-R7Ⅲ。
ザクセンベルク励磁型20㎝コーンユニット用フィールド電源
管球式の自作品。
メインSPの4wayネットワーク群、クロスは12dB/octタイプ。
ザクセンベルク励磁型20㎝コーンユニットの裏側。
最初に、映画のサントラみたいなオーケストラの演奏を聴かせていただきましたが、
音の感想は、とにかく雄大な音。
アルテックを真空管駆動しているからでしょうか?
昔、昭和の映画館で聴いていた懐かしいあの低音が再現されていました。
タカタさんに、『映画館の音みたいですね。』 と感想を伝えると
『そうなんです、これは映画館の音なんです。』 とうれしそうに答えてくれました。
タカタさんの狙っている音や好みがなんとなくわかった気がしました。
この劇場のような低音を個人のお宅で聴いたのは初めてだったので、
オーディオはじめたのも、映画が大好きで子供の頃に映画館の迫力ある音に
あこがれたこともきっかけにある私としては、久しぶりに感動した音でした。
40Hzより下は、アルテックなのでばっさり切れてないですので、聴く人によっては
重低音が足りないと感じる人もいるかもしれません。
ザクセンベルク&グレートハイルドライバーの中域は、ホーンスピーカーのように
音が前にバシバシ飛んできて、その力強さに驚きました。
高域は、音の粒子の粒立ちがしっかり再現されています。
ジャズの演奏なども聴かせていただきましたが、生の楽器の質感とは
また違った部分もあるのですが、とにかく爆音で聴いていると楽しくなるような
タカタ邸サウンドでした。
オーディオ機器収集コレクターでもあるタカタさんのシステムを全部紹介するには
1回の日記ではぜんぜん紹介しきれませんので、また後日続きを紹介します。
タカタ邸 パート2に続く...
凄過ぎです、ただ、絶句っです!
ハイルは後ろにも音が出ていてその音が後ろの壁に反射して遅れて届き、その音がアンビエンス効果となり臨場感を増す能力があります。
写真を拝見するにその能力を生かせるようバッフルを立て後ろからの音との切り離しを図っているようで使いこなしの上手さが感じられます。
コウモリ並の高域聴取能力のあるRYOさんには判ったと思いますが私には「そうなんか?」くらいしか感じられませんでした。
ハイルの反応速度にあわせる為に励磁型を使うというのは盲点ですね、クロス周波数をどのあたりに持っていってるのか興味があります。
まだまだ紹介したのはほんの一部ですから続編をお楽しみに!!
なるほど、フルレンジに近いユニットにもかかわらず、シンセサイザーの高域など、ツイーターを追加したように粒立ちがよく立体的な高域が、キラキラ舞っていましたから、その辺りの使いこなしにもポイントがあるのですね。
ちなみに、ハイル・ドライバー HS-500型とかは、1kHz~18kHzと帯域が狭いですが、音もグレートハイルと違うんですかね?
だーださんが使ってたハイルは、どのタイプなんでしょう?
クロス周波数は、本文でも紹介していますが、以下の通りです。
このクロスの周波数で、それぞれのユニットの個性を強調出来そうなので、いろいろ音作りが出来そうですね。
低域(~350Hz):アルテック515B
中低域(350Hz~1kHz):ザクセンベルク フィールド
中高域(1kHz~20kHz) グレートハイルドライバー
超高域(15kHz~120kHz) パイオニアPT-R7Ⅲ
それでは、バイクでひとっ走り回収に!! って大海を渡らねばいけなかったんですね。
社会人になってから、一度も海外に行った事がなかったりします。w
3連休位の休みでもハワイ行けたらいいのにね。
Katyanさんは、まだ持ってるのかな~?
モモさんが入手されたのがどの種類のハイルドライバーか不明ですが紫、青どちらがプラスかハイルドライバー 私は使ったことがないのでわかりません。
ツイーターとしてお使いでしょうから、とりあえず接続して鳴らしてみて、紫を、プラスとマイナス両方試して耳で判断して好みの方を選んでみたらどうでしょうか?
逆相で鳴らしても壊れることはありませんし、組み合わせるシステムによって正相、逆相どちらが相性が良いか聴いてみないとわかりませんのでとりあえず聴いてみると良いと思いますよ。