プジョー RCZ 修復日記は前回で終わりですが
おまけにライトチューニングしている部分を書きます。
スロットルコントローラーを取付しています。
スロットルコントローラーは、アクセルペダルとエンジンの間に取付して、
エンジンの回転を制御する装置です。
ドライバーがアクセルペダルを踏むと、その信号をエンジンに送信します。
この装置は、その信号を調整しエンジンの反応を変える能力があります。
プジョーの車は、基本的に小排気量でエンジンパワーはほどほどの車に
極上のシャーシ性能と足回りを組み合わせることで、自由自在にコーナーを
レールの上を走るようにハンドリングが出来る車作りをしています。
ハンドリングは素晴らしいですが、小排気量ゆえに発進時ややもさっとした加速を
する車が多いです。
RCZも、アクセルを踏み込むと動き出しはややもさっとした加速をします。
このスロットルコントローラーを取り付けることでエンジンを改造することなく
アクセルレスポンスが良くなり、同じアクセルの踏み込み量でもエンジンパワーが
大きく上がったような加速をしてくれるようになります。
値段も安く、取り付けもアクセルペダルの配線に割り込ませるだけなので
プジョーにはおすすめのアイテムです。
スロットルコントローラーだけでも十分楽しく走れる車になるのですが
おまけでECUチューンもしています。
ECUチューンはエンジンを制御する車載コンピュータを書き換えることで
エンジンパワーを上げるチューニングです。
私のRCZ 左ハンドル仕様は日本仕様の右ハンドルより少し馬力が高く
最高出力200ps/最大トルク275Nmを発生する直噴1.6リッターツインスクロール
ターボエンジンです。
最高速度235km/hですが、小排気量ゆえに、150キロ位から上の加速はそれほど
速くはありません。
サーキットなどでタイムを争うような車が必要な人は300馬力以上の車が
良いのでしょうけど、RCZは時速120キロくらいまではノーマルでも
私的には十分すぎるほどの加速をしてくれます。
ですが、数量限定モデルにRCZ-Rというハイパワーモデルの車があります。
1.6リッター直列4気筒ターボエンジンから最高出力270ps
1900-5500回転時に最大トルク33.7kgmを発揮するRCZ R。
排気量1リッターあたり170psという数値はなかなか責めた車です。
326馬力トルク45kgmのBMWとRCZ-Rの対決動画です。面白いので見てみてね。
私のRCZを270馬力まで上げるにはエンジンパーツを一部交換する必要も
ありますが、RCZ-Rの最高速は250km/h(速度リミッター作動)までは
必要ありませんので、最大トルク33.7kgmと同じトルクが出るように
コンピューターの書き換えをしています。
書き換えで、ターボのブースト圧を1.0から1.3に変更して235馬力
最大トルク34kgm となりRCZ-Rに最大トルクでは負けなくなりました。
ノードノイズなど全く聞こえない静粛性を持ちながらも最近の車の中では
比較的軽量ということもあり一般道を走るならこれ以上の加速は
私的には必要ない程度には走ってくれます。
走りも見た目も気に入っていることもあり今回、清水の舞台から飛び降りる
つもりで無理して修復したのでありました。
RCZ日記 おわり