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RYO オーディオ美音倶楽部

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直熱高電圧無帰還トランス結合真空管845ppアンプ valve845邸訪問

翌朝も、valve845邸にお邪魔させていただきます。

パイプオルガンやドラム、太鼓などの音楽ソースは、とにかくすさまじい迫力で
音のエネルギー感が半端ではありません。

もちろんエレクトロボイスの2インチドライバー DH1A を4本使用している
こともありますが、これらの巨大なスピーカーを駆動しているアンプに
この音の構築に大きな影響も与えているようです。


valve845さん完全自作の直熱高電圧無帰還トランス結合真空管845ppアンプ
超弩級845pp・・・一本あたり1,000ボルトです。

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真空管アンプのスペック

初段6SN7PK分割/EL34PP/トランス結合/845PP
入力トランスと出力トランスはソフトン製Rコア
電源トランスはフェニックス製規格外の特注大型RコアRA900
845ソケットにコンパクトな山本音工製
電源200V
無帰還
845プレート電圧1050V
EL34プレート電圧470V
電源コンデンサ約7000μF
845フィラメント点火はSW電源
上にトランスなどを出さないため輻射熱を受けない
2mm厚ステンレス縦 長シャーシ
縦長のため煙突効果で酷暑でも連続運転可能

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出力は80Wですが、トランジスタアンプだと800Wのアンプと同程度の質感で
駆動出来るそうです。

システムの詳細です。

スピーカー:45 cm(18インチ)ウーハーEVX180B
ドライバー:DH1A、ホーンHP9040 ウーハーツインで各4基
パワーアンプ:完全mod 直熱高電圧無帰還トランス結合真空管845pp 4基
スピーカーケーブル:audio technica 4sq

プリアンプ:パッシブ+1Khz-cut・6dB/oct・2chの自作 low, Highチャンネルフィルター

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CDプレーヤー(SACD):DENONのSACDプレーヤー DCD SA1、
予備にSONY SCD1

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AUDIOBASIC2011年10月号の付録のCD「驚異の和太鼓」・・・を耳から血が出そうな
爆音再生されていました。037.gif


valve845さん曰く、
『 お2人来られていたので、3時の方向までボリュームを回しました。
 今まで自分ひとりで聴いていても1時の方向が最大でした。(爆)
 VRにはまだ余裕があります。』 とのこと。w

katyanさんは、この爆音攻撃で聴覚細胞を破壊されてしまったらしいです。037.gif

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基本、ツイーターを使わない2WAYですので、超高域まで伸びるようなサウンドは
再現出来ません。
ただし、DH1Aの特性の良さなのか普通のJBLの2インチドライバーと比較すると
高域の抜けもよく、楽器の質感が破綻しないレベルの高域は出ているようです。

45cmウーハー8発使う事で深く沈みこむ重低音が再現出来ます。
1KHzでクロスするように繋いでいますが、大口径ユニットを広い帯域で使用しているためか
ピークとディップの格差がかなりあるようです。

特に300~500Hz辺りに大きな落ち込みがあるようで、ピアノやボーカル、楽器の質感が
音楽ソースによって音が痩せて聴こえる感じもありました。
300~500Hz辺りは、多くの楽器や人の声などの骨格となる帯域ですから
大型ウーハーを使用したシステムでよくなりがりなポイントです。034.gif

個人的にはミッドバス帯域は少し口径の小さい30cmウーハー位で鳴らしてやったほうが
バランスがとれた音色になるように思いますので、ミッドバスを追加してみるのも一つの方法。

ミッドバスは使わずに、2インチドライバーDH1Aを思い切ってクロスを380H12dB/oczの
低いところまで鳴らして、楽器や人の声の骨格を支える低音部のおいしいところを
ドライバーに受け持ちさせる事で、中低域も骨太サウンドになって大型システムらしい
マッチョサウンドが聴けそうです。
ウーハーはディップがあるので500Hz 12dB/oct辺りでカットして少しドライバーに
被せてみると面白いかも。

valve845さんも自作 low, Highチャンネルフィルターを改造してみるそうなので
更なる音の進化が期待できそうです。

消磁器、整磁器などでCDの音の変化など聴いてみたりしつつ...

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valve845さん宅でしか聴けないオリジナルサウンド たっぷり堪能させていただきました。
市販されている完成品のスピーカーはそれなりの完成度もありますが、それと同時に物理的に
絶対越えられない壁もあります。
valve845さんの求める音は、市販されているスピーカーの世界ではまず再現出来ない
モノを追い求めているような気がした大阪遠征でした。

どうもありがとうございました。003.gif

次回で、大阪遠征最終回
続く...
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by contakuto79 | 2012-10-27 02:35 | オーディオ訪問記 | Comments(8)
Commented by woo at 2012-10-27 06:59 x
845はどこ製のタマを使って居られるんだろう?
Commented by RYO at 2012-10-27 11:26 x
845のメーカー聞いてませんでしたが、多分ロシア製ではないかと。
倉庫の中に大きな箱買いした真空管のストックがありました。
同じ真空管をたくさん購入していて、ばらつきのある特性の中から
特性の揃う球を探し出して使用しているそうです。
Commented by エクスクルーシヴ at 2012-10-27 19:55 x
音の秘密は845PPアンプにありそうですね、こんなすごいアンプを自作できるなんてまたまたすごいです。
Commented by RYO at 2012-10-27 23:31 x
エクスクルーシブさん
見た目もかっこいいですし、出てくる音もビシバシキレのあるサウンドでこれまた凄い音のアンプでした。(^^)
Commented by valve_845 at 2012-10-27 23:41 x
こんばんわ。
私が使っている845は中国の曙光製です。
ゴールデンドラゴンと言うブランドも曙光製です。
今は中国でしか作っていないようです。
中国製だから音が悪いとは言いきれません。
845も、旧845、845B、845Cと3種類あって私は845Bを使っています。
旧845のプレートはカーボングラファイトで、内部の構造物を雲母で支えています。
845Bのプレートもカーボングラファイトで、雲母を使わず真空管内部の柱2本で構造物を支えています。
845Cはプレートが金属のチタンで出来ています。
音質的にカーボンは音が横軸に、チタンは縦軸に音が広がります。
この音質差はアナライザーでは分かりません。
私の845PPは電源が200V仕様で、トランスは特大Rコア、真空管に印加されているのは1000V越えの高圧で、更にコンデンサの容量が7000μFです。
製品では実現できない次元の違う音が出ます。
Commented by M_-2000 at 2012-10-28 09:19 x
RYOさん、おはようございますっ!
valve845さん邸の超絶AMPの詳細がわかる素晴らしい、レポートです。
valve845さんのコメント内容からもやっぱり凄さが再認識されました。
今回、コンシューマー製品との格の違いを、身を持って体験させていただきました。
Commented by RYO at 2012-10-28 21:40 x
valve_845さん
大阪遠征中ではいろいろお世話になりました。
お陰様で楽しい時間を過ごす事が出来ました。
真空管の詳しい情報ありがとうございます。
valve_845さん宅でしか聴けないサウンド楽しませていただきました。
更なるシステムの進化楽しみにしています。
Commented by RYO at 2012-10-28 21:42 x
M_-2000さん
遅くなりましたが、なんとかレポアップできました。
次回の日記で大阪遠征記は最終回です。
でもネタが他にも溜まっていて更新が追いついていません。(汗)
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