hidetarou邸訪問 オーディオ編
メインスピーカーに ALTEC A5 を使われています。
3WAY構成で、ウーハー515B、 ドライバー 288C ツイーターにエール音響のX1750
このアルテックは、hidetarouさんが30年ほど前に購入されそれ以来ずっと使っている
そうです。
3年程前までは、ネットワークにてマッキントッシュのアンプで鳴らしていたそうですが
低音スカスカ、中域ばかり張り出してくるサウンドが嫌になり、マルチアンプ駆動に
変更したそうです。
チャンネルデバイダー ACCUPHASE DF-45 を使用
ウーハーとミッドのクロスは、355Hz 18dB/oct
ミッドとツイーターのクロスは、8000Hz 24dB/oct
大型スピーカーらしい浪々とした鳴りっぷりで骨太サウンドです。
アルテックのウーハーですので超低域は出ていませんが、そこはマルチ駆動
かなり分厚いサウンドを聴かせてくれます。
使用機器
プリアンプ ACCUPHASE C-2800
パワーアンプ ACCUPHASE A-60
パワーアンプ ACCUPHASE A-45
パワーアンプ ACCUPHASE A-30
チャンネルデバイダー ACCUPHASE DF-45
イコライザー ACCUPHASE DG-38
ネットオーディオプレーヤー OLIVE OLIVE 4HD
SACDプレーヤー/トランスポート MARANTZ SA-11S2
DAコンバーター FIDELIX CAPRICE
デジタルライントランスフォーマー MARANTZ DLT-1
電源ケーブル ESOTERIC 8N-PC8000 STARQUAD
電源ケーブル ACOUSTIC REVIVE POWER MAX III
電源ケーブル ACROLINK 7N-P4030II
XLR(バランス)ケーブル WIRE WORLD PBI 5 BAL
XLR(バランス)ケーブル LINN SI 12/B
スピーカーケーブル ZONOTONE 6NSP-4400S Meister
その他アクセサリー FURUTECH FP-GSシリーズ
その他アクセサリー OYAIDE SPYT/GYT
AC電源エンハンサー RGPC 400 pro
電源機器 CRYO AUDIO TECHNOLOGY SCBR-20AS-R
電源機器 JODELICA ETP-R320CU
壁コンセンJODELICA THE SOUND SOURCE
プラグ/接点保護 JODELICA ETP
オーディオボード TAOC SCB-CS50D
オーディオラック HAMILEX GT-9715
オーディオラック TAOC MSR-3L
インシュレーター ACOUSTIC REVIVE DBP-3
インシュレーター ABA MS2
インシュレーター ABA MS1
カートリッジ DENON DL-103
マイクロ他ターンテーブル3台あり
hidetarouさんのオーディオルームは、将来喫茶店にしようと思って建設された
お洒落な空間です。
天井や床など木が多様されているので、見た目はお洒落ですが大音量で音楽鳴らすには
ややライブ過ぎるというか部屋の影響で盛大に音が響きます。
小音量で鳴らすには心地よい響きなのですが、耳から血が出るような爆音では
残響音のコントロールもしてやりたい所ではありますが、お洒落な喫茶店の
雰囲気とは程遠いマニアの部屋になってしまいそうなので、
残念ながらそれは無理っぽいです。w
ジャズを中心にいろいろ聴かせていただきましたが、正直な感想ですと
音の情報量が少なく、音の立体感や空気感など空間表現が乏しい印象です。
そんなことを思っていると、hidetarouさんより 『ここでちょっと聞き比べをしてほしいのですが』
イーグルスのホテルカリフォルニアを再生しながらなにやら機器を弄っています。
すると、突然ツイーターから今まで聴こえなかった音が鳴り出し、気になっていた
音の立体感や空気感など空間表現が普通に表現されるサウンドに変化しました。
何を変更したんだろうと質問してみますと、チャンネルデバイダー ACCUPHASE DF-45 と
イコライザー ACCUPHASE DG-38 の接続をアナログ接続からデジタル接続に
変更したとのことです。 LANケーブルによる接続。
hidetarouさんは、プリアンプとパワーアンプとの間に、デジタルイコライザーと
デジタルチャンネルデバイダー を接続されています。
DF-45も、DG-38も、どちらもデジタル、アナログ両方入力出来る様になっていますが
アナログ信号を入力した場合、内部でデジタル信号に変換され再度アナログ信号に変換して
出力されます。
それが、デジタル接続の場合は、アナログ信号に変換される事なくデジタル信号のまま
伝送されますので、アナログでは2回AD、DA変換されてしまうところが、1回のAD,DA変換で
信号を伝送する事が出来ます。
私も、過去の経験から良質なAD、DA変換なら1回までなら大きな情報欠落はありませんが
さすがに2回も音声信号を変換して作り変えをしてしまいますと、アキュフェーズの
高級機といえども、音の好みの差といえるレベルを超えた大幅な情報欠落してしまうようです。
イコライザー~チャンデバ間をデジタル接続したサウンドは、アルテック特有の
音のエネルギー感はそのままに、空間にそれぞれの楽器が定位するようになり
音の鮮度が格段に上がったとても気持ちの良いサウンドを奏でてくれていました。
気になっていた不満も解消され、アルテックサウンドをたっぷり堪能させていただきました。
帰宅前にサブスピーカーのハーベスを聴かせていただきました。
ミュージカルフィディリティのプリメインアンプ A1にて駆動です。
女性ボーカルが色艶満載で、色っぽい声を聴かせてくれます。
まさしく美音です。w
スピーカーサイズからは想像出来ないような、ゆったりした低音をしっかり鳴らしてくれますし、
女性ボーカル限定ならアルテックよりこちらの方が気持ちよく聴ける心地よいサウンドでした。
hidetarou邸に行かれたんですね。
私もhidetarouさんにお誘いを受けていたので
去年末に訪問したのですが、当時はまだグライコ→チャンデバ間
(チャンデバはDF-35)がアナログ接続でした。
私もデジタル接続をお薦めしたのですが
hidetarouさんも気になっておられたようで、程なくして
チャンデバをDF-45に交換されました。
いや~hidetarouさんの行動力と財力は
素晴らしいものがありますね(汗)
なるほど、そんなやり取りをされていたのですね。チャンデ、もしくはイコライザーのどちから一つならアナログ接続も良いのでしょうけど使っている機器の値段を考えると鮮度の高い音を失いたくない所ですよね。
マルチにする事で、アルテックの低音スカスカ感は一掃され、分厚いサウンドを聴かせてくれていますよ。(^^)
今年の春位から電源ケーブルを見つめなおしました。
全部で15本の電源ケーブルが必要なのですが、経済的理由もありまして13本は作りました。
5社の電源ケーブルを買って、この音はここに使おうと考えて3社に絞り現在に至ってますが、まだ中途半端な状態です(汗)
このケーブル選びが現在は良い方向に向かってるのかな?って思ってます。
こんな、私ですがまた遊びに来てくださいね♪
電源環境への特別なこだわりをシステムを拝見させていただいて
時に感じました。
吉田兼好さんも勧められたそうですが、デジタルイコライザーのデジタル接続は正解だったと感じました。
元々情報量の少ないアルテックですから、それを音痩せさなないままで上手に情報量を増やしてやるのが使いこなしのポイントになりそうです。
また広島に行く機会がありましたら宜しくお願いします。