Exclusive P3
Exclusive P3
http://audio-heritage.jp/PIONEER-EXCLUSIVE/player/p3.html
そう、アナログマニアのAMIEさんも使われているスーパーアナログサウンド用の
ターンテーブル Exclusive P3 です。w
今から30年ほど前に、当時定価60万円で販売されたまだ日本が元気だった時代に
日本の技術の粋を集めて作り上げた超弩級レコードプレーヤーです。
キャビネットは、ブラジリアンローズウッドの天然木目仕上げ。
ハウリング防止に優れた強化ガラス製のダストカバーが採用されています。
一般的なプレーヤーのダストカバーはプラスチックが普通ですよね。w
重量も45kgありますので、一人で持ち運ぶのもかなり大変です。
腰痛持ちですがなんとか気合入れてラックに担ぎ上げました。
そして、このプレーヤーの最大の特徴は、ダイレクトドライブであります。
ダイレクトドライブは、名前の通りターンテーブルのプラッター(レコードを乗せる部分)と
モーターが直接繋がっている方式です。
最近のプレーヤーは、ベルトドライブ式が採用されています。
プラッターとモーターをベルトで繋ぐ方式です。
ベルトドライブだと小型のモーターでターンテーブルを回すことが出来ますので、
この方式は比較的価格も安くターンテーブルを作ることが出来ます。
現在、販売されている海外製の高級プレーヤーもコストの安いベルトドライブ方式が採用されています。
レコードプレーヤーのターンテーブルでのダイレクトドライブ方式は、他の機械類と異なり、
非常に低い回転速度(33と1/3又は45および78rpm)を維持したまま、高いトルクかつ
高い精度が必要となります。
低い回転数をコンスタントに保つためのモーターは、高回転モーターに対して、
物理的に大きくなってしまいます。
ベルト駆動のターンテーブルに使用するモーターの直径は約2.5cmで回りますが
ダイレクトドライブ方式のモーターは直径約10cmにもなります。
その為、ベルトドライブの製品よりコストがかかるため販売価格は高騰します。
現在は、P3レベルのダイレクトドライブに使える大型モーターは生産されていませんので
残念ながら、今ではもう作ることが出来ないプレーヤーとなってしまいました。
とりあえず、説明書に書かれてある程度の調整はしてみましたので音出し
出来るようになりました。
すでに自宅では過去最高のレコードの音になりました。当たり前か。w
しかし、またまだ奥が深いアナログの世界。
スーパーアナログサウンド目指していざ前進です。
こんな高価な機械ではありませんw
キラキラ系の美音とはまた違ったサウンドですが、音の情報量は格段に増え、音の力強さも格段にレベルアップしましたよ。(^^)
貧乏人はよだれ垂らしてみています。
マイクロでそこそこにアナログを楽しんでいた方が、悩みも少なくて幸せだったのかも。f^_^;)
ダンプ用のシリコン、入手した物の粘度が高すぎて音が死ぬんで
少し粘度が低いWAKO'Sのデフオイルを使ってました(真っ赤)
私のはグっとお安いPL70だったけど w
p3以外に、買えそうな価格帯で他に欲しくなる程の音のプレーヤーにまだ出会った事がないというオチでして^^;
オイルダンプ用のオイルは、車検みたいに定期的に交換しないと駄目みたいですね。
pl70しばらく使ってるとコストダウンによる強度不足から残念な事になってしまうプレーヤーとか(^^;;
ある意味、アナログ界のリーサルウエポンですね。
調整が難しいと聞きますが、Ryoさんの凄耳にかかれば
あっという間に飼い慣らしてしまうのでしょうね!!
それにしても羨ましいブツです。
私も欲しいですがとても手が出ません。
またレコード持って試聴しに行きますので、
よろしくお願いします。
だーださんの言うように、ヒネリのない選択ではなりますが、愛媛のオーディオ仲間の間でP3の実力は皆が知っていますから、必然的にこれになりました。w
私のアナログスキルではオーバースペックではありますが、ぼちぼちスーパーアナログサウンドに近づけるよう弄ってみようと思います。
お暇なときには、またお気軽におこし下さいね。
先日P10の復活に立ち会いましたが、素晴らしい創りに感激しました。P3は更に上級機、創りもストリップにしたときにその大きな構造の違いに唖然とします。正に『中身は別物!』ですから。 この時代国産でもまとまりのよさと完成度使いやすさと音、価格を考えても日本でトップのDDアナログプレーヤーでした。アームもモーターも素晴らしいし、そのシャーシも! とにかくスーパープレーヤーでした。友人も30年近く愛用されている方が3名いらっしゃいます。 拙はP10の流れを汲むPL70LⅡ、50LⅡを長年愛用しています。 パイオニアのプレーヤーが大好きですのでP3はその頂点。 いまだに憧れもありますが、拙はトーレンスを導入して愛用しています。
トーレンスのアナログらしいゆったりとした厚みのアルサウンドも魅力がありますねえ。
P3は、初期型のP3とP3aでは音が違うらしいですが、初期型のP3の解像度、音の情報量の多さとアナログ特有の密度感が両立したサウンドに惹かれています。
まあ、P3に相応しいフォノイコが必要ですが。W