naokオーディオ研究所 パート2
一般的なスピーカーユニットは磁石を使用てスピーカーを製造しているのですが
フィールド型は、励磁式と呼ばれる磁気回路に電磁石を使っています。
つまり電気で磁力を発生させてスピーカーを鳴らしています。
フィールド型が全盛の時代は良質のマグネットの入手が困難な時代です。
いわゆる電磁石(励磁型)の磁気回路を採用したユニットは現代のハイテク素材を使い
量産性を最優先させたスピーカーには無い人間の感性に訴える”何か”が存在したのです。
しかし、電磁石を駆動するための電源が難しく、この電源により音が多様に変化します。
電圧を上げて磁界を強くすると音が力強く、電圧を下げると逆に変化します。
電源のインピーダンスによっても音の素性が大きく変化するようです。
インピーダンスが単純に高い低いということだけではなく、インピーダンスの質的な問題で
大きく音に影響を与えてしまうのです。
フィールド型スピーカーは、まさしくオーディオ遊びをやりつくしたマニアが
最後にたどり着く桃源郷なのかもしれません。
naokさんが使用されているユニットは、ドイツの古いユニットが中心です。
いろいろ実験されているようですが、今回視聴したものは、第二次世界大戦以前に
製造されたという相当に古い物で、すでに70年以上経過しています。w
イギリスのBBC放送の創業開始時にも採用されていたユニットとか。
そんな古いユニットのスピーカーだと蓄音機のような古めかしい音がするのでは?
と思っている人もいるかもしれません。
しかし、これがびっくりするほど生生しい人の声を再現してくれます。
そんな昔に、これほどのスピーカーを作ることが出来たドイツの技術力に驚きです
naokさんのユニットも、アドルフ・ヒトラーを声をリアルタイムで鳴らしていたのでしょう...
ビンテージユニットですが、駆動するアンプは、
デンマーク社のデジタルアンプ Acoustic Reality eAR1001 に採用されている
アイスパワーのアンプモジュールを使用しています。
もちろん、そのままノーマルアンプで鳴らしているわけではないですけどね。w
フィールド型の電源部です。大きな真空管が整流管として使用しています。
後面開放のエンクロージャーですので、ドスドス腹に響く低音は出ません。
しかし、人の声を再現するには十分な低音が出ています。
複数ユニットを使用したスピーカーにはないフルレンジゆえの定位、声の質感は流石です。
ボーカル物中心に視聴していたエクスクルーシブさんが思わず、この後に続くオフ会
エクスクルーシブ&ナカナカ邸では ボーカル物は再生しないで下さい。
と、ひでさんにお願いしていました。w
ひでさんのミクシー日記の訪問記です。
初めてnaokさん宅に訪問した時は、ディナウディオのコンフィデンスでした。
JBLを自作ネットワークで駆動して、まるでハイエンドスピーカーのような
美音を聴かせてマニア達を驚かせたこともありました。w
今は、部屋の片隅でいつの日か復活できる日を待つ日々です。
JBLの自作ネットワーク
ひでさんは、いろいろな真空管を、私は外付けCDドライブ PLEXWRITER Premiumを
お土産にレンタルさせていただきました。w
naokさん どうもお世話になりました。
naokさんのオーディオを見ていると、『私も、もっとがんばらねば...』
といつもいい刺激をいただいています。
更なるパワーをいただき、ドクターnaokの島を後にしました。